1日中(にちじゅう)パソコンの前(まえ)に座(すわ)っているサラリーマンは、姿勢(しせい)が悪(わる)くなりやすいだけでなく、いつの間(ま)にかお腹(なか)まで出(で)てくるようになってしまうというのはよくあること。台湾地区(たいわんちく)ある医師(いし)は、「オフィスで座(すわ)っている時(とき)やミーティングの際(さい)に足(あし)をそろえて座(すわ)ることで、腹部(ふくぶ)が鍛(きた)えられ、贅肉(ぜいにく)を落(お)とす効果(こうか)がある」としている。
人(ひと)は自然(しぜん)に腰掛(こしか)けるとき、膝(ひざ)を外側(そとがわ)に開(ひら)く習慣(しゅうかん)があるが、足(あし)をそろえることで、自然(しぜん)にお腹(なか)に力(ちから)が入(はい)る。また座(すわ)っている時(とき)、人(ひと)は通常重心(つうじょうじゅうしん)を脊椎(せきつい)にかけるが、腹部(ふくぶ)や背部(はいぶ)はリラックスしている状態(じょうたい)にあるため、体(からだ)と骨盤(こつばん)に歪(ゆが)みが生(しょう)じることになる。そのため、座(すわ)る時間(じかん)が長(なが)くなるとお腹(なか)が出(で)て、お尻(しり)が大(おお)きくなり、腰(こし)にも贅肉(ぜいにく)がつくことになる。足(あし)をそろえると、腹部(ふくぶ)に力(ちから)が入り、腹筋(ふっきん)や背筋(せすじ)が鍛(きた)えられる。これを続(つづ)けていけば、姿勢(しせい)もよくなり、腹部内部(ふくぶないぶ)の器官(きかん)が支(ささ)えられ、出(で)っ張(ぱ)ったお腹(なか)が改善(かいぜん)され、見(み)た目(め)も元気(げんき)そうに見(み)えるようになる。もし仕事(しごと)に集中(しゅうちゅう)しすぎるあまり、足(あし)をそろえ忘(わす)れてしまう場合(ばあい)は、足(あし)の間(あいだ)に紙(かみ)を挟(はさ)むことで常(つね)に注意(ちゅうい)を促(うなが)すことができる。
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